東日本大震災から14年『たらちね女性防災講座』

2023年1月~スタートしました認定NPO法人いわき放射能市民測定室たらちね
『たらちね女性防災講座』
1期は全国から45名 2期はより専門的な勉強を全国から6名で受講させていただきました。2012年~東日本大震災後の福島にご縁いただき、今の私がいます。
講座がスタートした際、私はまだ会社員でした。その間、様々なことがあり今は市議会議員として本市の未来に対して貢献したいと学びを進めています。
今回は万が一地元で大規模災害や、原子力災害が発災した際に、福島での学びを全国の女性にシェアしたいとの想いを持たれての講座でした。
専門的な内容含め多くの学びを得たことに、たらちねの皆様には心から感謝いたしております。
全国に原子力発電所が存在し、いつどこで事故が起こってもおかしくない昨今。
福島の方々が私たちに伝えたいこと『震災前の記録を取っておくように』
向日市の数値も測定することが出来てよかったと思います。

京都大学複合原子力科学研修所 今中哲二先生にもお目にかかれてうれしく思いました。

皆さんに研修生を代表してご挨拶をさせていただきました。

いわき市議会議員 佐藤知良さん。いわきの市民を守るために働かれている市民派議員。お目に書かれて嬉しく思いました。

皆と学べた2年間に感謝です。今度は京都で集まることが決定!また京都からの参加者が『ミンナソラノシタ』メンバーに!

原子力のこと・放射能のことはどうしても対立してしまう。対立からは何も生まれないことを最近感じる私です。どうしたら福島の人々の声が届くのだろう・・・

たらちねをこれからも皆で支えていきたい。それくらい未来にわたり重要な団体だと思うのです。
たらちね理事長の薫さんの言葉『当初は3年くらいで終わる活動だと思っていた。こんなに長くかかるとは思いもしなかった』
汚染度のこと・汚染水のこともまだまだこれから。私も当初はこんな大変なことが起こってしまったのだと驚きと怒りとの気持ちが多く、何とかしなければと思う気持ちで一杯になり、いてもたってもいられなくて『京都発ママ達による福島こども応援プロジェクト『ミンナソラノシタ』』を設立。ママ達のボランティアの会ですが今もライフワークとして活動させていただいています。 https://minasora.org/
当時の私は日本中に原子力発電所があることも知らず、私たち京都の近くにも福井の原発銀座があることに驚きました。目の前で涙する福島の母は明日の私かもしれないと当時感じてしまったのです。
我が子の幼稚園の取組で当時年長さんだった長男もこの春からは大学生です。東日本大震災から14年たって、少しでも良い社会になっているのか?と問われると即答できない私がいます。
しかし、14年前の私は両親に聞きました『お母さん、日本中にこんなにも原発があるけど当時市民は賛成したの?』と。母は『関心を持っていない間にこんなにも建設されていて・・・』と。市民は日々忙しい生活の中で、関心を持つことも情報を得ることも難しいと思います。市民はどこかで政治家や行政は市民にとっての最善を尽くしてくれているだろうと勝手に性善説で考えているということ。
しかし、政治家になって感じることは市民が政治に関心をもたなければ一部の利権がある人達でことが進むことがあるということ。議員は本来チェック機能を担う立場ではあるが、チェック機能の仕事を全うしている議員はどこまでいるのか?忖度や癒着が少なからずあるということ。政治家としてポストを守り続けたい政治家も多いということ。
本来こども達の未来を本気で守るのであれば、なぜ???と思うことが福島に関しては多すぎて不思議な気持ちになることが本当に多いのです。
これからも真の復興を問い続けたいと思います。そして少なからず危険な場所や測定を続けてくださっているたらちねの皆さんには心から感謝申し上げます、