ルィ・ヴィトンのトランク
1つは欲しいと思いながら・・・退職してしまった憧れのトランク
ルィ・ヴィトンは1854年設立。
日本にきたのが1978年(私が生まれた年)なので日本では44年。そう思うと2000年入社だから約半分のLVに携わらせて頂いたのですね。
昔は社員も少なかったので10年勤務したら確かトランクをいただけていたような・・・もう今は幻ですが(笑)
歴史は私が語ると記憶が曖昧な部分もあるので避けておきますが、私がLVの創設者をリスペクトした出来事は、当時彼の育った田舎町はそこで生まれたらそこで生涯を終えることが常識でした。
しかし、彼はフランスパリを目指し、徒歩で修行をしながら3年近くかけてパリを目指します。成し遂げる力!
私は全てのことに対して、皆が常識だと思っていたことに一石を投じれるファーストペンギンになれる人は本当に素敵だと感じています。そして、ファーストペンギンを支える2番手・3番手のペンギンの存在が重要だとも感じています。
彼が田舎町からパリを目指し、目的を達成しなければLVは存在していなかったし、時代のニーズに合わせた商品の提案を、顧客を想い続けて作り続けたからこその今があるわけです。
全ては一人から始まっています。
LVの様な大きなことを成し遂げることが素晴らしいのではなく、自分の信じた道を一歩踏み出す勇気を持ち続けれた人が、与えられた命を全うした人になるのかな?とか最近考えています。
正直、自分にどの様な役割を担って生まれてきたかなんて、死ぬときにならないと解らないのかも?しれないけれど、ふと?考えたり思ったりすることって「神様からのメッセージ」だとも言います。
元、京都高島屋店サステナリーダーとして、ラグジュアリーブランドの先頭をきって持続可能な社会の実現に寄与しているLouis Vuittonを心から尊敬します。
https://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/magazine/articles/acting-on-climate-change