自治体財政の見方~健全化判断比率
私たち議員は(特に完全無所属)自分で学び続けないといけない仕事です。
時代と共に、過去には難しかったことや非常識だったことも
どんどん価値観や考え方も変貌しています。
また、新しい学びと共に他市の参考事例や国の方向性を知ることで
自身の政策実現の参考になったりもします。
全国の市議会・町議会議員の学びをサポートしてくださっているのが
公益財団法人全国市町村研修財団JIAMです。
素晴らしい講師の先生方と研修所。
今回も全国から160名余りの議員が集い
「自治体財政の見方~健全化判断比率」を中心に学びました。
市の広報では向日市の歳入・歳出など開示はしていますが
その数字から向日市の運営が健全かどうかを図ることはできません。
今後人口は減少し続け2050年までに1億人を下回ります。
2050年生産人口60%に対し、高齢者は40%
2050年公共施設及びインフラ資産の維持管理・更新費は2倍に。
高齢社会による民生費の増加。
地方圏では社会減だけでなく自然減も深刻化。
自然減の場合、年金収入の安定した高齢者の減少で地域経済への影響もでる。
(自然減 とは・・・死亡者数が出生者数を上回っている状態。 少子高齢化の傾向をみるうえでの基礎的指標となる。
これまで日本は出生者数が死亡者数を上回る自然増で推移してきたが、住民基本台帳ベースでは2006年に初めて減少に転じた)
また、将来人口が減少する中で、公共施設の床面積は大きく、施設が老朽化した場合今後40年で約1060億円の更新費用が必要で
この費用なども人口減によって支払えなくなる。
正直・・・この様なことを学ぶ度に、なぜ今の現状は数十年前から予測もできたのに長期的な視野で行動してこなかったのか(政治家も含め)
将来のこども達に、負の遺産を沢山残してこの世を去る私たちは「今だけ、金だけ、自分だけ」の時代を生きてきてしまったのかもしれません。
今さえよければ
金さえ得れれば
自分さえよければ
この言葉の裏側には、
他人の責任にしたり、
社会の責任にしたり、
政治の責任にしたり、
会社の責任にしたり、
すべては、自分以外の誰かに責任を擦り付け、「自分の事を守る思考」かもしれません。
政治かは4年毎に選挙があり、当選するか・落選するかで人生が大きく変わります。
これは政治家として生きている以上生活するための収入が経たれるのです。
他にも収入があれば一喜一憂する必要はないと思うのですが政治家として真剣に仕事をすると
常に時間は常に足りません・・・
選挙の時には投票してもらいたいので、国民の耳障りが良い言葉が飛び交います。
でもそれは未来への借金が殆どで・・・
真の政治家は、現状を把握し、未来のこども達にとってもフェアであるかにも重点を置き決断する人ではないでしょうか?
また国も市も一般企業とは違い、心配しなくても毎年毎年国民から税金を徴収できるので、ある意味長期的なスパンで計画立案
しやすいと感じています。
国民から集めた税金をどの様に国民に最大限に還元するかを考えるのが政治家の仕事。
そう思うと、この経済の見方が理解できないと仕事にならないと感じています。
苦手分野ではありますが、2期目の先輩が1期目の時よりよく理解できたとおっしゃっていました。
また5期目の大先輩も分らないからと学びにいらしていました。
政治かも人間で得意不得意あります。常に謙虚に学び続けることをされている政治家の先輩は素敵です。
帰宅後すぐに向日市の財政状況資料集を検索してみてみました。
https://www.city.muko.kyoto.jp/kurashi/shisei/shisaku/4/3/reiwa3kessan/1680566722344.html
まだまだ感覚的な感じなので、引き続き学びを深め、未来のまちを創る観点で意見いける議員になりたいです。
苦手分野ですが、引き続き学び続けます!
そしてJIAM研修は2回目でしたが、ここでの宝は他市の議員と友達になれることです。
他市のお話を伺うたびに、向日市は遅れてる?とかなんで昔のままなんだろうとか?・・・
やっぱり向日市ってポテンシャルのある素敵なまちだなぁ・・・等々
向日市ではできないことも、他市はできるの?とか
議員一年生同士も話が盛り上がる!!!
特に完全無所属の女性でこどもが3人・5人いる方々とも
お食事を共にし、今感じている様々なことを吐き出し合いました(笑)
何事も、その立場にならないとわからないことだらけ。
だから自分が知らないことを勝手に決めつけてはいけないなぁと感じます。
今後も繋がり続けれそうな方々との出逢いも沢山ありました。
感謝です。全国の仲間と共にこれからも日本の未来を希望に溢れるまちつくりをしていきたいです。
宿泊研修もそこまで大きな負担なく参加できる環境になったことにも感謝です。
私が子育てしてきた時代も、現在もですが、男性に比べると女性はこどもの人数や環境で自分の人生が大きく変わります。
15年位前の私に言ってあげたい。
「15年後は嫌でもお一人様よ!今を楽しんで!」と。
私もこども達に負けないように、私も苦手分野も向き合っていきたいです。