開かれた議会とは?(乳幼児連れ・個人情報)
開かれた議会を目指します!
このフレーズを良く耳にしますが、開かれた議会とはどの様なものなのでしょうか?
会派『明日の向日』の結成理由は『議会改革』
杉谷さんとは、お互い無所属議員ですが会派結成の際、議会改革を進めていくことで一致し、苦楽を共にさせて頂いております。杉谷さんが現在委員長を務める議会活性化特別委員会では、今までは定例会毎年に4回実施していた会議を毎月行い、開かれた議会を目指すために市議会として皆で行動していこう!とこの一年取り組んできました。副代表は維新の村田議員。村田さんは議会改革の必要性を常に考え杉谷さんともよく議論されています。
『会派明日の向日』として、この一年議会活性化特別委員会で提案した案件・・・
〇こども達への主権者教育(こちらは共産党・MUKOUクラブと共同で提案)3回目の提案でやっと全員一致。その内容は『議長から教育委員会に対し、こども議会等できるかどうかの現状を伺う』ということで一旦前に進めることができました。次の会議では進捗状況を伺えるかと?かれこれ数カ月この件も保留・・・
〇一問一答導入提案(一門一答とは一般質問の際に、現在は全部読み上げてそれに対して役職が上の人から答弁されるのですが、それを例えば「卵いくらですか?」「300円です」みたいに聴いている人、市民にわかりやすくするのが一門一答方式です) こちらは現在2回目の提案に向けて会派で調査研究中。ちなみに京都府内で一門一答を取り入れていないのは、京都市議会と向日市議会のみ。京都市議会が取り入れていない理由は、人数が多いのもあるが常任委員会で一門一答形式で質問をしているので、本会議とのすみわけをしているとのことでした。
〇市民へ議会報告会開催 提案したが却下。他市町では年に4回の定例会後に3グループに分けて公民館などで議会報告会をされています。本会議でどんなことが決まったのか、現在何が問題なのかも含め、市民との対話の時間です。またワールドカフェスタイルで年代別や、課題別に議員との対話の時間を設けている議会もあります。市民を待つスタイルから私たち議員が出向くスタイルへ!と行動したいのですが現状反対する議員が多く難しいです。反対の理由としては、各会派や政党でしているので必要がないとのことでした。しかし、今回の提案は政党や会派ではなく、向日市議会として市民と対話をする機会を設けたいとの提案でしたが、残念ながら現状は難しいです。
〇子連れ傍聴やこどもの傍聴 〇傍聴者の個人情報 8月に提案しましたが、変更する必要性がないという意見が多く、次回10月29日の議会活性化特別委員会で他の議員の理解を得ることができなければ議題から抹消されます。なので今必死に調査研究しています。どうしたら他の議員に理解いただけるのか???誰か教えてください!!!
皆さんからのご意見も伺いたく、現状調べたことを書かせて頂きます。アドバイス頂けると幸いです。
(下記から向日市の傍聴規則をご覧ください)
https://www.city.muko.kyoto.jp/kurashi/shisei/shigikai/1446386708894.html
本市の傍聴規則で私が改善すべきだと考える点は2点です。
1・乳幼児連れ傍聴者について 赤線のか所撤廃を求めます!
どうして乳幼児連れのみ傍聴の際に、議長の許可が必要なのでしょうか?私が議員になり、有難いことに子連れで傍聴に来てくれるママがいます。もうかれこれ5回ほど本会議場にもいらしてくださっているのですが、本市では、乳幼児連れは議長の許可が必要というルールがあるが故に、折角いらしてくださったのに入室できなかったりと申し訳ない思いをさせてしまった経緯があります。因みに議長が今まで許可を出さなかったケースはないとのこと。だったら、尚更この文言必要ですか?そして乳幼児に限らず議会には傍聴規則があるので、そこを守れなかった人は全て退室。これで何も問題はないと思うのです。
今回京都府内の市町村全ての状況を調べてみました。
他市の状況 ←こちらからご覧ください。 調べたのは個人情報と乳幼児連れ傍聴に対しての文言があるかどうかです。
調査の結果京都府内26市町中、乳幼児連れの文言があるのは10市町のみでした。この文言本当に削除して欲しいです。
まちのこと、自分が関心がある一般質問の内容や議員の発言を傍聴したいと思っても、傍聴規則に乳幼児連れは議長の許可が必要と書かれていたら、歓迎されていないような・・・議長の許可が必要なら、大変そうだしやめておこうと感じるのではないでしょうか?議会を傍聴することは、日常とかけ離れていて別世界。だからこそ!この文言は不必要だし、どうして乳幼児連れだけを対象に書いているかも私には理解できません。大人だから、こどもだからと区別することは開かれた議会なのでしょうか?
市民には年齢関係なく議会を傍聴する権利があります。本会議場での傍聴・議会内のモニター室での傍聴・YouTubeなど、こちらが用意はしますが、選ぶのは市民であり、私たちではありません。市民がどれを選んでも良い体制に整えることが大切だと私は思います。
〇次に個人情報について こちらも調べてみると名前も何も必要がないのは26市町中3市町でした。
裁判所の傍聴を調べて見ましたら誰でも傍聴でき、個人情報は求めないとのこと。こどもが一人で来ても入室できるそうです。個人情報を求めない市町村は全国でも100か所ほどあることを思うと、本市でも本当に必要なのでしょうか?強制するのはどうかと私は感じています。
新しい風が吹く、入ると、今まで問題にもならなかったことに対し光が当たり、より良く改善していく。この繰り返しが社会をより良くしてきたと私は感じています。
私は45歳で初めて本会議場に足を踏み入れましたから、幼少期からこの様な場所に慣れ親しむこどもが増えたら、向日市、日本の未来は変わっていくのではないかと、個人的に希望を見ています。まちのことを話し合う大切な議会や本会議場、YouTube等で関心が高まれば、子連れ傍聴が増え、向日市がより豊かなまちになるとも感じています。この文言を撤廃したから傍聴者が増えるとも思っていませんが、議員含め議会も魅力的な活動をしていかないといけないと他市を学べば学ぶほど、危機感を感じています。
先進的なまちは、子連れ傍聴の為にベビーシッターを用意したり、親子席(コンサートホールにあるような)を新設している市町もあります。子育て世代も参加しやすい議会を目指すことは、未来の向日市への投資です。将来的には、【今日〇〇議員が〇〇のこと議会で質問されるから、聴きに行かない?】みたいな会話が、子育て世代や若者の中で普通になることを願っています。
市民の皆さんにも、10月29日の議会活性化特別委員会の行方を見守っていただけると幸いです。