リトハピ保護ねこ会 視察して感じたこと
日本では一年間に約2万頭の犬と猫が殺処分されています。
『リトハピ保護ねこ会』へ視察へ・・・
小学校時代の友から久しぶりの連絡。Mちゃんとは小学校時代、一緒に捨て猫の飼い主を探したり、こども達の隠れ家で飼い主が見つかるまで子猫や犬を育てたりしていた仲。ピーク時は13頭位飼育していたような・・・(笑)そんな彼女が今、保護ねこ活動をしていて、是非向日市でもしてみたいと連絡をくれました。
数十年ぶりにお互い再開してお茶したときも、小学校時代にタイムスリップ。色々と長い人生の近況報告をしながらMちゃんがこんな素敵な活動をしていることに只々嬉しく、私は譲渡会参加したことが無かったので行ってきました!(主催者の許可を頂き、会場内を撮影させて頂きました。この日の会場は京都駅近くのお寺でした)
宇治市・京都市から保護ねこを育ててらっしゃる方が、保護ねこを飼いたいと思うに向けてのマッチング。皆さんにヒアリング頂いて私が驚いたこと。それは
『3年間数百万、去勢手術や餌代、ワクチン代等で使っています」
『自宅に25頭います』『自宅では飼育できないので家を借りてそこで12頭飼育しています。仕事で得た収入は猫の飼育代に消えます』
『捨て猫がいると行政から連絡が入るけれど、仕事ではなくボランティアでしているので何だか複雑な気持ちになります』
『去勢手術に行政から補助が出ることは嬉しいけれど使いたくても月に2頭までで使えない』
『行政の制度を利用したいけれど、手続きが大変で結局自腹で去勢しています』
『地域で餌をあげる人を悪者にするのではなく、共存できる社会を実現したい』
『野良猫の寿命は3年位。飼い猫は20年近く生きる。野良猫を地域で見守れる社会になって欲しい』
『排除ではなく共存したい』等々・・・
初めて知ったこと。赤丸の耳のことを『さくら耳』というそうです。さくら耳の野良ねこは去勢手術が済んでいる印。
皆さんが口にされたTNR『飼い主のいない猫』に対しさくらねこTNR(Trap捕獲し→Neuter不妊去勢手術とさくら耳かっとを行い→Return元の場所に戻す)を実施することで繁殖を防止し『地域の猫』「さくら猫」として一代限りの意持ちを全うさせ『飼い主のいない猫』にかかわる苦情や殺処分の現状に寄与する活動。
皆さんが長岡京市が進んでいるとおっしゃるので調べてみました。すごい!さくら猫活動も推進!
https://www.city.nagaokakyo.lg.jp/0000010901.html
向日市も調べてみました。
https://www.city.muko.kyoto.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/12/nekoannnai.pdf
友曰く以前は年間5頭までだったのが、今は上限撤廃になっているとか!
どんな命も大切にできる社会になります様に・・・そして保護されている市民が個人のレベルを超えていることがとても気になりました。その方々が地域で猫を保護して自腹で去勢して、譲渡会で飼い主を探されて・・・この方々が居てくださっているから、猫も地域住民も平穏な日常が過ごせていることにも改めて感謝します。ただ、この問題は個人の善意では厳しいと感じました。私も福島のボランティア活動を10年以上続けているので、扱う問題は違えど、皆さんのことを同志の様に感じましたし、私自身が励まされました。ただ、頼りすぎているとも感じてしまいました。何とかできないのか?せめて自腹で賄う餌代など、もう少し何とかできないのか?・・・
帰宅して息子にこのことを話していると・・・『ママ最近凄い取り組みが始まってるって知ってる?』と
https://tokyocatguardian.org/catms-sh/
社会問題もこうして解決できるアイデアがあるのかぁ…と。知らない世界を知るたびに、社会問題の多さに凹みます。友達がレスキューの保護犬を飼っていたことをきっかけに、動物を家族として迎え入れる方法に、譲渡会があると知り、それを妹に伝えると、妹は保護猫を家族として迎えています。私は知らなくてペットショップで購入したけれど、次もし機会があれば私も保護猫・犬を飼いたいと思います。全ては知ることから、そして自分が知ったことをシェアすることから社会が変わると信じています・・・