松ヶ崎自主防災会 地区防災計画

松ヶ崎自主防災会会長

京都大学矢守教授

皆で作成した地区防災計画。本当に素晴らしい地域活動に感動しました!向日市も続きたいと思います!
松ヶ崎自主防災組織が一年間かけて地区防災計画を作成しました。この取り組みを勉強させていただき本日が最終回でした。最終回には防災でも大変有名な京都大学教授矢守先生が私たちに大切なことを伝えてくださいました。向日市の市民防災士やミナソラメンバーと私たちも受講させていただきました。
松ヶ崎自主防災会の岩澤会長はじめ、区役所の皆様、地域の皆様には心から感謝申し上げます。私たちも次に続きたいと思います!全ては災害に強い向日市を創るために!
下記講義内容のまとめです
矢守克也先生(京都大学)講義
「地区防災計画は“作ること”より“動かすこと”が大切」
■まず一番大事なことは大きな災害ほど、行政はすぐ助けに来られません。
だからこそ「自分の命は自分で守る」「地域で助け合う」この力を日頃から育てることが必要です。
■今の避難訓練の問題点
①参加者が偏っている
-
参加するのは元気な人ばかり
-
いつも同じメンバー
-
本当に危険な人が来ていない
実は、災害で亡くなる人の7〜8割が高齢者や障がい者などの要支援者です。しかしその人たちは訓練に参加しづらいのが現実です。だから必要なのは「避難訓練のバリアフリー化」
■大切なのは「できない時の訓練」
今の訓練は「うまくいく前提の優等生型」でも現実は違います。
災害時は
✔慌てる
✔動けない
✔助けが来ない
だから先生はこう言います。人は練習していないことは、絶対にできない。
■命を守るための現実的な訓練とは
①まずは「2階へ逃げる訓練」
水害の死亡は・屋外が最多・次に多いのが1階
つまり命を守る最初の行動は「上へ逃げること」
②玄関まで出る訓練
助ける側も命がけです。実際に助けに行った人が多数亡くなっています。
だから助けてもらう側も努力が必要。
✔玄関まで出る
✔笛を鳴らす
✔存在を知らせる
これが「共助」です。先生はこれを「ギリギリの共助」と呼びます。
■参加しやすい新しい訓練の形
◎期間を決めて自由参加型
福知山の事例
-
一斉開催をやめた
-
期間内に各家庭で実施
-
SNSで感想共有
すると…
✔子育て世代が参加
✔新しい住民も参加
✔参加率が大幅アップ
つまり防災意識が低いのではない。参加しにくい仕組みだっただけ
■これからの防災訓練のキーワード
①健康=防災
動ける体こそ最大の防災グッズ。福祉と防災の連携が重要です。
②生活を守る訓練も必要
能登地震では7割が関連死。つまり災害後の生活が命を左右します。
例
-
車中泊訓練
-
停電生活体験
-
簡易トイレ使用訓練
■最も重要なメッセージ
地区防災計画は計画を作ることが目的ではありません。
大切なのは
👉現実の問題を動かすこと
👉住民が実際に行動できることです。
■市民へのメッセージ(まとめ)
災害時に命を守るのは特別な知識ではありません。
日頃から
-
玄関まで出る練習
-
2階へ逃げる確認
-
近所で声をかけ合う
そんな小さな準備が命を救います。
そして防災は「誰かに任せるもの」ではなくみんなで作るものです。
