2025.12.08(Mon) 活動報告

議会活性化特別委員会

🏛 向日市議会は「改革の時代」へ

― 議会改革特別委員会の取り組みを市民の皆さまへ ―

令和7年8月の役員改選がありました。前期に引き続き向日市議会では
「より開かれ、市民とともに歩む議会」への改革 が本格的に動き始めています。

前回の「議会活性化特別員会」の委員長であった杉谷議員、副代表であった村田議員のご尽力により、今までは年に4回だった会議を、毎月開催。私個人としてはお二人のご尽力で前進できたのではないかと感じております。今後は毎月開催かどうかは未定です。
新体制以降、各会派から改革案が提出され、委員会で議論を深めています。


🔍 各会派から出された主な改革提案

■ 予算・決算特別委員会の在り方

市民の税金が適切に使われているかを、より丁寧に審査するための体制づくり。

■ 市議会議員選挙の適切な時期

統一地方選との兼ね合い、投票率アップのために、猛暑の選挙、選挙経費の削減等が検討されています。

■ 議会BCP(災害時の議会行動計画)※全会派一致

災害時に議会がどう動くのかを明確にし、迅速な対応ができる体制へ。

■ 議員定数削減

人口規模や議会の役割、市民意見などを踏まえて検討。

■ 政治倫理条例

議員の行動基準を明確にし、議会への信頼を高めるための条例整備。

■ 常任委員会での調査活動の充実

政策課題をより深く調査し、行政への提言力を高める議会へ。

■ 請願・陳情の取り扱い見直し

市民が声を届けやすく、分かりやすい議会手続きを目指す。

■ 公民館を使った議会報告会・広聴活動

議会が地域に出向き、市民との対話の機会を広げる取り組み。


📘 ついに「議会基本条例」が制定へ進む

今任期で、長年の課題であった 議会基本条例の策定が前進しています。 
京都府内の市で未策定なのは、残念ながら向日市議会だけであり、大きな前進です。

1.全国の流れ

・2006年、北海道栗山町が初めて制定
・以来、全国で広がり、議会の「憲法」とも呼ばれる条例に
・京都府内で未策定は向日市のみ → 今期ついに前進へ

2.議会基本条例とは

議会の根本原則を定めるもので、

  • 議会の役割・議員の職務

  • 市民と議会の関係

  • 議会と市長の関係(=二元代表制)

  • 情報公開・市民参加の方針
    などを明確にする、議会運営の最高規範 となる条例です。

3.向日市議会での進み方

  • 令和5年:本格的な議論がスタート

  • 令和7年5月:「条例たたき台」が完成

  • 令和7年9月:たたき台を基に条例策定を進めることを確認

今日は、
市民から意見を募る「パブリックコメント」を実施するかどうか
で意見が分かれました。

● 「明日の向日」会派の考え

市民参加の観点から、
パブリックコメントは必ず実施すべき と考えています。

市民意見を反映するかどうかは議会で議論が必要ですが、
何より「市民とともに創る条例」とすることが正当性につながります。

議会基本条例は、

市長と緊張関係を保ちながら、
市民の付託にこたえる議会をつくるための“土台”
となるものです。


💬 「明日の向日」会派としての想い

議会基本条例・議会BCP(災害時の対応)以外に重要視しているのは 予算・決算の審査(税金のチェック) です。

地方議会は二元代表制のもと、市長の政策や執行をチェックし、必要に応じて提言を行います。

しかし予算・決算は膨大で専門性も必要です。
18名の議員がそれぞれの強みを生かし、
特別委員会でしっかりと調査していくことが求められます。

私はまだ細部まで見抜く力が十分ではありませんが、
だからこそ、議員全員が専門性を発揮し、協力しながら市民の税金を守る議会
をつくっていきたいと考えています。


🌈 最後に

向日市議会は今、大きく動き始めています。
議会改革特別委員会の議論は、市民に開かれた議会を実現するための重要なステップです。

会派「明日の向日」は、
これらの改革を前に進め、
市民とともに歩む議会づくりに全力で取り組んでいきます。

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