2025.12.12(Fri) 日々の出来事

私立幼稚園幼児教育振興助成に関する請願について

『私立幼稚園 幼児教育振興助成に関する請願』とは?

乙訓地域の私立幼稚園の保護者・教職員が中心となり、972名の署名を添えて提出された請願が本日総務文教常任委員会にて審議されました。


🟦 なぜこの請願が必要なのか?

文部科学省を中心に、
「すべての子どもの育ちを支える」ための政策(架け橋プログラム)を実施。

しかし、

👉 向日市では、この取り組みがほとんど進んでいません。

  • 市全体としての仕組みはなく、実質は “一人の努力だけ”で成り立っている現状

  • アドバイザーを1人配置したものの、まだ実効性が伴っていない

  • 幼稚園から小学校への支援が“制度として”整っていない

  • その結果、子どもの育ちに格差が生まれている という強い問題意識が請願の背景にあります。

保護者からは
  幼稚園から小学校への移行を丁寧にして欲しい。年に一度くらいは、小学校の先生が幼稚園に視察に来ていただきたいと連携を求める声がありました。


🟦 請願が求めていること(市にしてほしい3つ)

① 懸け橋プログラムを市として本気で進めること

幼稚園→小学校への移行がスムーズになるよう、
二市一町(向日市・長岡京市・大山崎町)で正式に担当者を置くこと。(向日市には設置)

現状:学校ごとの個人努力で実施/市としての体制が不十分


② 特別な支援が必要なこどもへの体制を強化

就学前〜就学後に支援が必要なこどもに対して、
療育(発達支援)と医療の役割を整理し、支援につながる仕組みを整備すること。

現状:支援のつなぎが弱く、保護者の不安や負担が大きい、母親へのサポート


③ 子どもが主体的に学べる環境づくり(教材・設備など)

質の高い幼児教育はウェルビーイング向上に直結すると国も示しているため、
子どもが安心して挑戦・学べる環境を整えるための補助(教材費・設備) を求めています。


🟦 この請願が意味すること

この請願は、単に“幼稚園の待遇改善”を求めているわけではありません。

🔹 こどもの育ちを連続的に支える

🔹 義務教育につながる基盤づくり
🔹 教育格差の解消
🔹 保護者の負担軽減
🔹 市の教育の底上げ

こうした 向日市全体の未来につながる大きな意義 を持っています。


🟦 議会での扱いと問題点

  • 質問した議員は 「明日の向日」のみ(杉谷議員)

  • 意見を述べたのは 「共産党」と「明日の向日」

972名の署名 があるにもかかわらず、実際には市の取り組みは進んでおらず、
「誰か1人が頑張らないと回らない」という現場依存が続いていることが最大の課題です。


🟦 市民へのメッセージとして

この請願は、
「子どもたちが安心して学び、挑戦できる向日市をつくってほしい」
という強い願いから生まれたものです。

幼児教育と義務教育をきちんとつなぐ体制を市が整えることは、
すべての子どもたちの未来のために必要な取り組みです。

私も3人の母をさせていただき、教育の大切さを痛感している一人です。子育てはひとりではできません。パートナー、家族、教育機関、地域等多くの方々が関わることが必須です。

私の好きな言葉で、「多くの手の中で育つ子は生涯の幸福を手にする」という言葉があります。

そして私もまだまだ子育て中ではありますが、「手を放して目を離さず」を心がけてきました。

こども達が、安心して失敗が出来る地域社会を創りたい!挑戦することを楽しめるこども達の土壌を創りたい。

その為に、先ずは私達大人からだと思っています!そう!教育は大人の後ろ姿を見せることしかないと思っています。大人も失敗もするし、間違いもある。それが人間であり、完璧な人はいない。だからこそ、他者を尊重し、相手を許し、頑張る人を応援できる地域社会の実現を目指します!自死や引きこもり、精神疾患がなぜここまで増え続けているのか、今一度皆で考えていきたいと思います。

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