福島県南相馬で福島を発信する知人のコラム
知ること・想像すること・考えること・行動すること
昨年、福島視察の際に南相馬での集まりに参加して出逢った高橋美加子さんのコラムをご紹介いたします。
南相馬の集まりでは、絶対安全だと言われた原発が爆発したとき、ある人は「体が溶けるのか」と思った。ある男性は「この世の最期みたいに怖かった。今もちょっとした地震であの時の場面が浮かんでくる」という。
原発事故後の一週間以内に死の恐怖を感じた人は心的外傷後ストレス障害(PTSD)になる可能性が高いとされているそうです。
今も帰宅困難地域である住民500名の調査では、PTSDが約半数を占め、過去の日本のどの災害よりも高い数値を示しています。
3.11の体験は人の数だけある。
人は辛い体験であればあるほど、それを自分一人の心の中に閉じ込めて封印するそうです。その結果、考えることがどんどん悲観的になり、自分を責めるそうです。
自分の体験を自分だけのものとせず、「他人の体験の中に自分の体験を見つける」そんな時間がとても大切だそうです。
ミンナソラノシタの幼稚園留学を通じて、京都と福島の母の交流は大切なモノなんだと再確認しました。
3月19日は是非下記の講演会にご参加ください。ZOOMでも参加できます。
一人でも多くの方々の声に耳を傾けてみたいと思います。
https://minasora.org/311-meeting/