2023.09.24(Sun) 日々の出来事

福島県を知る・学ぶ・考える

東日本大震災後の福島を見つめ続けて10年以上・・・

https://tarachineiwaki.org/

https://minasora.org/

私が政治に関心を持つようになった大きなきっかけが
東日本大震災 東京電力福島第一原発事故後の福島とご縁いただいたことでした。

2012年頃は外遊びも時間制限の中、砂場遊びは内部被ばくの危険性があるとのこと行政が禁止。
当時我が子は砂場遊びが大好きだったので、同じ時に生を受けたにもかかわらず、こんなにも環境の違う中で育っている福島のこども達の現実に胸を痛め、京都の地で何かできることはないかと行動したのが、「ミンナソラノシタ」の前身です。

現在、たらちねさんが今後大規模震災として起こる可能性が高い南海トラフに対応できるよう、福島の学びを共有していただくワークに参加しています。今日はその授業で感じたことをこちらに書きたいと思います。

もう既に福島のことは収束したように感じている人が多いですが、レベル7という深刻な
原発事故だったのです。完全なる収束には300年かかるとも言われています。
2013年のこと・・・

当時、内部被ばくをしないようにと、汚染されていない食材を探し求めていた人も多くいました。国は当時はっきりとした基準はありませんでした。(原発は事故を起こさない安全神話を全国民が信じていたからでしょう)

しかし、原発事故が起きてしまいました。
震災後緊急事態宣言が発令され、現在も福島の緊急事態宣言は継続中
当時は年間の被ばく量が1ミリシーベルトと決まっていたのが、現在は20ミリシーベルトまで引き上げられて、福島では20以下なら大丈夫とされています。

私が個人的に驚いたことは、食品の安全基準が事故後は500ベクレルまで基準値が引き上げられ、その後100ベクレル以下なら流通しても良いと変更になったこと。

確かに、様々な説はあるので100ベクレルの食品を食べたからと直ぐにどうこうならないことは理解していますが、事故前より空間線量が高い福島で、食品もこども達に地産地消させることへ疑問を感じたのも事実です。

震災後他県や他国が東北の物を輸入禁止にしていたからと言って、こども達の給食などに積極的に活用しようとした国の動きには、正直驚きを隠せませんでした。こども達が食べているから安全だとPRしたいとのことでした。

未来の日本を担うこども達は全力で大人たちが守りたい!

今回の汚染水に対しても福島の魚を消費するために、こども食堂や給食に助成金事業が開始していることも驚きでした。
どうして細胞分裂が盛んで放射線に対して影響を受けやすいこども達に矢が向くのか?
原発事故を起こした大人たちが責任を取るべきではないかと私は個人的に感じるのです。

ここで一つ確認!
放射線は体にはよくないものです。その危険な放射線の安全基準値がどのくらいなら大丈夫なのか?
そのことを議論していますが、極力避けた方がベストなのは世界共通認識だと思います。特に感受性が高いこども達は避けるべきだと私は考えます。

令和4年6月に帰還困難区域から解除された双葉郡大熊町
まだ立ち入り禁止区域はあります。

トップの写真で右下辺りに、2023年9月開講 大熊町立学び舎0歳~15歳までが通う「ゆめの森」が開校したそうです。

数十年後に今の私たち大人の決断が後悔とならないようにと祈ります。
何の責任もないこども達のことは皆で守りたい。未来の日本を担うこども達を!

https://manabiya-yumenomori.ed.jp/

10世代先って・・・10世代前なんて私、先祖2世代前位までしかしりません・・・
福島を復興さすための人材教育は既に開始。関西の福井でもスタート。

現在世界には434個原発があり、59個建築中、82個計画中らしい・・・
こんな現実を前に、一度原発事故が起こってしまうと本当に取り返しのつかないことになることをもっと知り、考え教訓とするべきだと私は思うのです。京都の近くの福井にも原発がありますね。
向日市も60キロ圏内です。
万が一があった際に、私達はどの様に自分の身・大切な人の身を守るのでしょうか?

素敵な品々をありがとうございます!ご馳走様でした!

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