図書館とまちづくりの宿泊研修へ
図書館は私が議員になってから約半年間勉強し続けてきました。
私の選挙公約の中に
・こども達の居場所をつくる
・育児の不安や悩みを軽減と掲げているのですが
この2つのを支える場所の一つとして公共図書館があると考えています。
図書館は用事がなくても・いつでも・誰でも・無料でフラット立ち寄れる
貴重な場所。
転勤族だった私は1・2年で小さなこども達を連れて引っ越をしていました。
私にとって図書館は孤立する私の避難場所だったと思います。
そしてこども達と図書館で過ごす時間は私にとって母としての成長を促してくれた
場所だったとも感じています。
2011年から公共図書館が120か所も増えており、なんでだ?こんなに財政規模が少ない他市で
どうしてこんな素敵な図書館が創れるの?と思っていたことも慶應義塾大学糸賀先生の講義で理解できました。
また図書館法が変更され図書館長が司書の資格を持たなくてもよくなったことにより図書館の在り方が
変わっていった一面もあったとか。
新しいタイプの図書館が増えたのも、地方分権と言いながらも殆どが国の方針通りに交付金を配っているんだと
いうことも理解しました。
図書館について学ぶ中で、今まで無料で本を貸し借りできる場所くらいにしか思っていなかったことを恥じました。
図書館の本来持つ役割は図書館は只々本を無料で借りれる場所ではなく、民主主義社会を維持し、
その中で主権者として生きて行くためには、市民として「自立」することが必要で、そのためにはバランスの取れた
客観的な情報環境が整えられていなければならず、その機能を果たすのが図書館である。
図書館は民主主義の砦。知的立国を支える国民それを育てるのが図書館。
その意味では図書館は民主主義を機能させる社会的基盤(インフラ)の一つであり、
全ての人に図書館サービスが権利として保障されなければならない。
図書館は基本的人権の一つとして知る自由を持つ国民に資料と施設を提供することももっとも重要な任務とする。
図書館を利用して、学童や子育て支援、起業支援、NPO活動、地域の自治活動など
図書館が市民に開かれた場所であったももっと素敵だと感じる他市の事例も学びました。
生涯学習施設は市内に色々と存在しますが、どの市でも一番多世代に利用されているのがダントツ図書館です。
図書館を中心市街地に配置することにより、文化的木情報を発信して、街の雰囲気を変え、来街を促進し
人の流れを変え、商業の活性化を後押しする。図書館にとっても中心市街地に立地することは
中心市街地の住民だけでなく、広い範囲から都心に集まってくる人たちの利用を誘発し図書館への行政効果を
高めることになるようです。「知の地域づくり」図書館は奥が深いですね。
向日市も新しい図書館モデルの必要性を強く感じます。
また私が知らなかった図書館司書のお仕事に「レファレンス」があります。
全国の市議会の中にも議会図書館を設置することが義務付けられています。議員は何か調べるときに執行部(行政)に依頼しますが
「地方自治と図書館」の本の中では、何のための二元代表制なのか。執行部からの資料提供だけに頼っていていいのか?
その為に議会図書館があり、その為に議会図書館にも司書を置き議員の調査研究を助けるべきではないかと記載されていました。
正直議員になり、調査したい情報を集めることにとても時間を要すると感じていました。
こういうことも図書館司書の方がサポートしてくだされば、秘書もいない地方議員や県府議会議員は助かると
感じました。貸し出し業務に関しては他市では自身で貸し出し処理をする図書館も増えています。
司書の方の本来の仕事がもっとできるように、人員配置、職員を増やす等図書館の在り方自体も
今の時代にマッチした図書館を創り上げていく必要性も感じました。
他市の図書館関係者へのヒアリングの中で、向日市には図書館以外の場所に返却BOXが一つもないことが
逆に驚かれるケースが多く、この事柄に関しては早急に改善しないといけないと感じています。
どこにいても、誰でもが必要な知を得れる環境整備は必須です。
3月の一般質問に向けて私も今回の学びを整理し、向き合いたいと思います。
当たり前ですが、この様にどんどん新しい知識を学び続けることは議員にとって必須です。
特に私は新人なので、知らないことばかりです。
これからもどんどん研修に参加し、自身の学びを深めていきたいと思います。
研修後は議会活性化委員会があり、その後ももう一つ会議を終わらせて
私の政治団体「林リエと向日市の未来を創る会」の会議でした。
市民の一人一人に、市政や政治に関心を持ってもらうためにどの様な活動をしていけばいいのか?
私の掲げる政策実現のために何をしていこうか?等々話し合いました。
会議に参加している支援者の方から言われた言葉
「リエちゃんはありがとうございます。感謝しています。とよくいうけどさ
まちをより良くする為の活動はリエちゃんの為にやっているのではなく
自分自身の住むまちの為に自分の為にやっているからありがとうございますとか言わんといて」
と言われました。何だか胸がジーンときました。
そうなんです!林リエの為にではなくもっと住みよいまちを市民一人一人が自分事として
取り組むその為に林リエも一緒に走っている。そうなのです。
一緒にまちのこと見つめてみませんか?
「林リエと向日市の未来を創る会」では会員も募集しています。
年会費 一口1000円以上を集めています。
これも林リエの為ではなく、向日市をもっと素敵なまちにするための市民活動なのです。
是非仲間になってください。是非力を貸してください。
一人の100歩より、100人の一歩を!