2025.12.11(Thu) 一般質問

令和7年第4回定例会 一般質問

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令和7年第4回定例会一般質問が終りました。

毎回市民の方にご理解頂きやすいようにパネルを作成しておりますがこの度、上植野町自治連合会の漢字を間違えてしまいました。(植上野と記載)
会派代表と明日謝罪に出向きます。私の確認不足です。本当に申し訳ございません。

パネルは限られたスペースに、少しでも端的にわかりやすく、見やすく記載したいと考え作成していますが私の確認不足により不愉快な気持ちにさせてしましました。今後はより一層気を付けて参ります。本当に申し訳ございませんでした。

向日市議会は一門一答という形式をまだ導入できていない数少ない市です。
よって総括質問又は分割質問が選べます。
私は議員になり毎回一般質問をさせていただいておりますが、市民の方々が少しでも聞きやすいようにと分割質問をしています。

分割質問の難しい点は、時間配分です。

私達議員は、事前に行政側に質問内容を提出していますが、当日どの様な答弁が頂けるかは分かりません。また答弁時間も決まりが無いので、予定よりも長い時間答弁がある場合には、準備していた再質問が出来ないことも多々あります。建設的な一般質問が出来る議員になる為には、調査研究、経験と学びしかないので引き続き精進したいと思います。

今回の一般質問は午前と、午後に分かれてでしたのでYouTubeが2つ貼り付けられません。防災を添付いたしますが、かぐやの夕べは12月4日午前の最後にてご覧いただけます。

質問内容と市の見解と林の見解を簡潔にまとめます。

表題1「竹の径・かぐやの夕べ」と観光政策について

  • 質問1:観光指標が大幅に低下した原因は?
  • 市/ 向日市観光交流センターまちてらすMUKO (https://machi-terrace-muko.jp/)の来店数と消費額が主な原因となっている。
  • 林見解/ 今年度から指定管理者が変わり、現在多くの取組をしてくださっています。期待しています。 (令和5年度との比較では令和6年度、観光来場者-8800名・観光消費額-1600万

 

  • 質問2:かぐや姫役が“消えた”理由について
  • 市/ 十二単の衣装が汚れて使えなくなった。衣装が重たいのでかぐや姫役への負担。昨年からは朗読や演奏をしている。
  • 林見解/ 衣装の問題だけなのであれば、解決策は十分検討できる。また衣装も十二単に拘わらなくても良いのではないか?かぐや姫も2名体制にするなど、実施しようと思うとそこまで高いハードルではないと私は感じた。私も着付けできますし、着物も今では安価で購入することもできます。また着物もご寄付いただける方も多くいらっしゃると推測します。よって私にはかぐや姫が居なくなった理由は、やるか?やならいか?だけの問題だと感じてしまいました・・・

 

  • 質問3:市民参加型「かぐや姫オーディション」を復活できないか
  • 市/ 以前はしていたが、どの様な基準にするのか?かぐや姫にふさわしい人とはどの様な人なのか?等々問題もあり、実施しなくなったとのこと。
  • 林見解/ 長岡京市でもガラシャ祭りの際には毎年市民オーディションで決定されている。例えば成人を迎える方々が市民会館でお祝いの席を設けるが、その際の実行委員になってもらう等地域住民を巻き込んで欲しい。現在向日市祭りもない中で、唯一市民が集えるイベントとなっているだけに、もっともっと市民を巻き込んで欲しいと強く要望しました。

最後に・・・

向日市の議員になりまちを見つめた際に、市民との協働が苦手なまちなのか?と感じていま  す。タウンミーティングもない、パブコメや審議会にて市民委員を公募しているなどはありますが、審議会も対話を重視している市では夜に開催されます。それは当事者の声をより聴きたいと願う市の在り方だと思います。向日市の審議会は午前中など、現役世代には参加しにくい時間帯に開催されています。その辺りの改善も必要だとかん

表題2 実効性のある防災対策について

 ●質問1:避難所開設と鍵の配置について 

前回の一般質問にて大規模災害時に避難所となる体育館の鍵の分散配置を要望し進めてくださっています。しかし、鍵を置いただけでは避難所開設は出来ません。避難所開設初動点検について質問しました。

令和5年第1回定例会での市の答弁の中で「実際に災害が発生した直後、避難所に職員がすぐに駆けつけることができないため、地域の住民の皆様で避難所の開設を行っていただく必要があります。」とはっきり明言されています。市民主体に避難所開設ができる体制つくりは市の責務です。

1―1・市内在住職員で「避難所開設訓練」を受講している人数は?
市/ 市では毎年研修をしている。
林見解/ 向日市在住職員は3割となり、 大規模災害時市の職員が来れるかどうかも分からない。

1-2・区事務所職員への「初動点検研修」を実施する計画はあるか
市/ 2026年1月18日実施の年に一度の向日市防災訓練にて今回から全員にたいして『初動点検研修』を実施する。
林見解/ 避難所開設の初動点検を参加者全員に実施してくださることは前進。しかし熊本では余震で体育館の天井が落ちたケースもあった。本市には「応急危険判定士」が市の職員10名、市民民間で11名いらっしゃるので、事前に協定を結び避難所開設に立ち会ってもらうことでより安心して避難所開設ができるのではないかと要望しました。

1-3・区事務所職員以外に、どの職種・立場の市民にも研修が必要と考えるか?
市/ 1月18日に自治会・自主防災組織・市民防災士、消防団が研修を受けます。
林見解/ 避難所開設マニュアルキットを各指定避難所に置く自治体も増えてきています。(https://solution.toppan.co.jp/newnormal/service/hinanjyokaisetsu.html)
知識が無い市民でも、手順に従って避難所開設ができるキットを本市の避難所にも設置を要望しました。市は避難所開設のマニュアルを各指定避難所に置いているとおっしゃいましたがヒアリングしてみると、自治会の方々、学校の先生方もご存じありませんでした。(5か所確認)
よって折角良いものがあっても、市民や関係者に情報が伝わっていなければ何の意味もないのです。だからこそ、もっと市民を巻き込んで市民が我が事になるようにと願うのです。

 

 ●質問2:市民防災士のスキルアップと協働を目指して

市/ 年に一度の防災訓練に案内を出しているのでそこに来てください。

毎回、質問している市民防災士との協働。他市町では市民防災士が大活躍されており、市民防災士を育てて協働することは、本市の防災力向上にも寄与すると考えるだけに毎回残念な気持ちになります。京都府の市民防災士育成事業を活用し、本市はこの3年で20名の市民防災士が生まれています。消防団を省いても約80名の市民防災士が向日市にはいます。私も市民防災士の一人ですが、自治会加入率が50%の現状を真摯に捉えこのままでよいのか?と危機感しかありません。市民防災士は元消防士、自衛官等々素晴らしい知識や経験をお持ちです。行政の担当者は2,3年で移動があることを考えると、市民防災士への期待は大きく感じています。

今年の3月には「向日女性防災研究所」という市民団体も立ち上がり、現在15名の女性防災士が在籍しています。私の関わる「ミンナソラノシタ防災部」にも7名の女性防災士が在籍。もっともっと市民協働が進む町になりますように!

また市民防災士への「向日市防災訓練」の案内が届くのも遅いと要望。1月18日開催に対し、私は案内を戴いたのが今日です。市民の方々もお忙しい中スケジュールを組んでおられます。本当に市民防災士との協働を願うのであればせめて3か月前にはお知らせしていただきたいものです。

 ●質問3:自治会加入率低下と自主防災組織・危機管理について

3-1:自治会・自主防災組織がない地域の防災について
市/ 防災メールや、来年度導入予定の防災アプリ等でカバーできている
林の見解/ 見識の違いでしかない。私は今のままでは危機的だと感じているが、市からの危機感は正直感じなかった。多忙な中で仕事をしてくださっていることは理解している。だからこそ市民防災士との協働を強く願う。個別避難計画作成数も京都府内で最下位。いつ起こるか分からない大規模災害に対応できるまちを創ることは=地域が繋がり誰もが安心して暮らすことができるまちなのです。よって防災をキーに私はもう一度地域コミュニティ構築に力を注ぎたいと考えています。

3-2:自治会加入を促進するための新しいアプローチ(デジタル化・アプリ化など)について
市/ 自治会区長会でも要望をあげてくださっているとのこと。
林見解/ 市が協定を結ぶことで格安で利用できる自治会アプリもあります。自治会も時代に合わせた変化が必要ではあるが、泥臭い、面倒くさい中にある人と人との繋がりもあると私は感じています。向日市を今まで創ってきてくださった先輩方のお知恵をお借りしながら、今こそこれからの50年先100年先の向日市の未来を見据えたまち創りをゼロベースで対話を通じて皆で話し合いをスタートさせたいと考えいます。

先ずは来年、私の住む地域で地区防災計画策定に挑戦しようと考えています。大規模災害に備えを地域でしておくことは市民の安心、満足度、郷土愛にも繋がります。

計画だけに留まらない、実効性のある防災対策を強く願います。

最後に
8日に青森で震度6強の地震が発災しました。私は向日市民の命と暮らしを守りたいです。だからこそ、市長が以前おっしゃってくださった「できることは全部やる」このお言葉を行動へと願います。一人のチカラは限られています。是非向日市に関係する皆様と大同団結をしましょう!
私も引き続き災害に強い向日市を創るために勉強をします。そして次回はもっと良き質問や答弁が引き出せるように精進いたします。引き続き皆様にはご指導ご鞭撻の程、どうぞよろしくお願いいたします。

 

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